高さ世界一の青銅製大仏！牛久大仏を観光しよう
本当に大きいです！
大仏といえば何を思う浮かべますか？奈良の大仏？鎌倉の大仏？
それらの大仏様ほど有名ではありませんが、日本にはもっと大きな大仏様があります。
それは、茨城県牛久市にある牛久阿弥陀大佛、通常「牛久大仏」です。
牛久大仏の高さは？
その高さはなんと120メートル！日本一です。青銅製の大仏としても世界一でもあり、ギネスブックにも登録されています。
牛久市内のかなり遠くからでも大仏様の姿は見ることができ、車で徐々に近づいていくと、その大きさ、高さに驚嘆します。本当にデカイんです！
大仏はいつできたのか？
じつは大仏ができたのは結構最近なんです。
もともとここは浄土真宗東本願寺派の霊園で、牛久浄苑という場所です。
そして、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺が事業主体となり、1986年に大仏の工事が着工。
1992年12月に完成しました。
まだ新しいので、現在大仏の表面は赤黒い古銅色をしていますが、50年後、100年後には徐々に青銅が青さびていき、いわゆる”青銅色”へと変化していくらしいです。
そうなると、鎌倉の大仏様と同じような色になりますね。
中に入ることができる「胎内めぐり」
なんと、牛久大仏は中に入ることができます。
さらに、エレベーターが通っていて、85メートルの高さまで登ることができます。
エレベーター入り口は、大仏の後ろ側、かかとの部分にあります。
こちらの入り口に入ると、真っ暗な部屋に通されます。そしてその部屋を出てみると…
バーン！となんだかありがたい？仏様が見えてきます。
暗くてよくわからなかったので、エレベーターを登ったのかな！？と思ったら、まだ違うんですね。
この奥の通路の先に、上まで登るエレベーターが２基あります。
なお、日によっては20〜30分程度の待ち時間が必要なこともあります。なんだか遊園地のアトラクションみたいですね。
そしてエレベーターで一気に85メートルを登ってみると、大仏の胸部の部分が窓になっていて、外の景色をながめることができます。
周りに高い建物はないので、茨城の平野を一望することができます。
この階から下に降りると、3400体の仏像が格納された「蓮華蔵世界」があります。
3,400体の仏像が光輝くこの空間は圧巻です。
その他、大仏内では写経体験をしたり、法話を聞くことができます。
大仏様の「胎内」を巡って外の世界にもう一度出る頃には、きっと心身が生まれ変わっていることでしょう。
牛久浄苑の他の見所
牛久大仏があるのは「牛久浄苑」ですが、見所は大仏様だけではありません。
まず、園内はこんなに広いんです。
仲見世
牛久浄苑の入り口に入ってすぐは仲見世通りになっています。
牛久や茨城のお土産がいっぱいです。
佃煮や大判焼き、はたまた大仏ストラップまで、いろいろそろっていて飽きさせません。
ほかにも、お食事どころや甘味どころもありますので、園内で食事をすることもできます。
リスとウサギの小動物公園
なんと、リスやウサギと触れ合える小動物公園があります。
うさぎとタイワンリスにはエサやりができます。ファミリーでの観光でも、これならきっとお子さんも喜びますね。
さらに、平日1日3回、土日祝日は1日4回、猿の曲芸ショーが行われています。
観客席はファミリー連れでとても賑わっています。
浄土庭園
広大な庭園で、春は桜やポピー、夏は紫陽花やブルーサルビア、秋はコスモスなど様々な花々が咲いています。
他にも、「群生海」と呼ばれる大きな池や、「本願荘厳の庭」とよばれる浄土式庭園、などがあり四季の自然を堪能することができます。
季節のイベント
牛久大仏はとても親しみやすい大仏様なんです。季節のイベントにこんなに協力してくれるなんて。
夏は花火 「万燈会」
毎年8月15日に仏様を送る行事「万燈会（まんとうえ）」が開催されます。
このお盆の万灯会は、牛久浄苑がとても賑やかになるイベントです。
境内は流し灯籠が掲げられ、ろうそくの柔らかい明かりが一面に満ちています。
そして、最後に5分間の奉納花火。
花火大会ではないので、時間は短いですが、花火の光に照らされる大仏様の姿がとても幻想的です。
年越しはライトアップ
年越しにはカウントダウンイベントが園内で開催されます。カウントダウンの掛け声は「ナムアミダブツ」！
大仏様が5色にライトアップされ、さらに足元から花火まで！
これはいい新年が迎えられそうですね。
おまけ – 牛久のグルメ
牛久浄苑内にはお食事どころもあるので、そこでご飯を食べてもいいのですが、どうせならちょっと足を伸ばして、牛久のグルメなどいかがでしょうか。
とんき牛久店
まず牛久のグルメで何と言ってもオススメしたいのが、こちらのお店。
目黒のとんかつの名店「とんき」の姉妹店です。
見てください。この分厚いロースを。
衣はサクサク。口に入れて噛みしめると肉汁がじゅわ〜と溢れてきます。
ご飯と豚汁、香の物とデザートがついて1,540円。大満足です。
鶴舞家
牛久といえば牛久沼も有名ですが、かつて牛久沼はうなぎの有数の産地でした。そんな牛久沼のほとりにある、うなぎの名店です。
うなぎがおいしいのはもちろんですが、特筆すべきはそのロケーション。牛久沼を眺めながらうなぎを堪能することができます。
あと、鯉こくも絶品です。
まとめ
以上、茨城県牛久市にある牛久大仏とその周りの牛久浄苑のご紹介でした。
いまいち知名度がない大仏様ですが、行ってみるとまずその大きさに驚くことでしょう。
そして、大仏以外にも見所はたくさんあるので、デートでも、ファミリーでもおすすめできる観光スポットです。