北海道の紅葉：地域別おすすめスポット１２選

涼しく清々しい秋の北海道観光でキレイ紅葉が見たい！とお考えではございませんでしょうか？

広い北海道は場所によって紅葉時期が若干異なります。そのため、時期によってオススメスポットが変わりますよ！

今日は北海道を４分割した「道央・道南・道東・道北」からオススメの紅葉スポットをご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

１．道央の紅葉おすすめスポット

 １．１．札幌市　定山渓

札幌市南区に位置し北海道を代表する温泉街、定山渓です。北海道内の紅葉の名所としても知られており見事に色付いたカエデ、ヤマブドウ、ナナカマド、サクラなどを楽しむことが出来ます。

おすすめは「定山渓散策路」。北海道らしい手付かずの自然の中を散歩しながら見る紅葉は格別です。散策路のスタート地点「二見公園」から上記の写真にある「二見吊橋」まで歩いてみてください。吊橋の上から眺める景色は紅葉の美しい色づきが豊平川の水面に映しだされるまさに絶景です。

散策路は整備されており、アップダウンも少ないので足腰の弱いご高齢者でも歩くことが出来ると思います。美しい紅葉を見たあとは定山渓温泉に使って疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか？

定山渓の紅葉の見頃は１０月中旬。

住所：札幌市南区定山渓温泉

【JR】札幌駅または地下鉄南北線真駒内駅から定山渓温泉行きじょうてつバス「湯の町」下車徒歩すぐ

【車】札幌市街から国道230号経由約45分

【バス】新千歳空港から直行バス約1時間40分
駐車場　　　　：無料
お問合せ　　 ：011-598-2012　定山渓協会

１．２．千歳市　支笏湖

支笏湖は北海道の玄関口千歳空港がある千歳市にあり、札幌からも近いので北海道観光に際に足を運びやすいところにあります。支笏湖は日本有数の透明度を誇る湖としても知られており色づいた紅葉と透明感ある支笏湖とのコントラストが美しいおすすめの紅葉スポットです。

支笏湖の紅葉は周辺道路で車中から眺めることはもちろんのこと、展望台からの眺めも素敵です。さらに遊覧船で湖の上から眺める紅葉もまたいつもとは違う雰囲気を楽しむことが出来ます。

また毎年１０月中旬に開催される「支笏湖紅葉まつり」では紅葉を楽しみながら北海道の秋の味覚を堪能することが出来ます。支笏湖は「チップ」と呼ばれるヒメマスが有名です。鮭に似ておりクセのない味なので支笏湖の名物です。是非、支笏湖に行った際は食べてみてください。

支笏湖周辺も「支笏湖温泉」がありますので紅葉を見たあとはゆったり浸かってリラックスしてみてはいかがでしょうか？

支笏湖紅葉見頃は１０月上旬〜中旬

住所：北海道千歳市支笏湖温泉

【車】道央自動車道千歳インター降りたらそのまま道なりに直進（道道77号線）
国道36号線との分岐を左折（札幌方面へ）。
左折後約5分程で道道16号線（支笏湖公園線）の分岐があるのでそこを左折。
※青色標識で支笏湖の標識あり。
道道16号線を約30分程直進し、市街地を出て最初の信号
（苫小牧・喜茂別方面の分岐）を直進。
信号から約１キロほどで頭上青色標識（休暇村・野鳥の森）のある場所を左折。
そのまま道なりに直進して到着。

【バス】北海道中央バス支笏湖行き(JR千歳駅経由)で終点支笏湖バス停（約54分）→支笏湖バス停より送迎バスで休暇村へ（約5分）

 

１．３．三笠市　桂沢湖畔

桂沢湖は岩見沢や夕張からほど近い三笠市にある道立自然公園に指定されている風光明媚な湖です。桂沢湖の特徴は複雑な湖岸線を有しており、全体が広大な谷状の地形となっているため湖全体が美しく染まった紅葉で埋め尽くされます。

桂沢湖でも毎年１０月中旬に「みかさ桂沢紅葉まつり」が開催されます。多数の催し物のほか、ヤマベの塩焼きやきのこ汁など三笠市名物を堪能することが出来ます。

桂沢湖紅葉の見頃は１０月上旬〜１０月中旬

住所：北海道北海道三笠市桂沢

【車】道央道三笠I.Cから桂沢方面へ約２０kmで30分

【バス】岩見沢駅から路線バス利用で終点「幾春別」下車（約45分）し、タクシーで約10分。

 

１．４．夕張市　滝の上公園

夕張郡由仁町にある滝の上公園は大小無数の滝と奇岩が織りなす「千鳥ヶ滝」は四季折々、背景が変わって魅力的な観光スポットですが、秋に色づく紅葉に彩られた千ヶ滝は絶景です。

この魅力的な景観は吊橋を渡りながら、遊歩道を歩きながら堪能することが出来ます。鳥のさえずりや川の流れる音を聞きながらの散歩は日常の喧騒を忘れさせてくれます。

夕張はご存知の通り夕張メロンが名物です。紅葉狩りのあとは甘くて美味しい本場の夕張メロンで舌鼓をうってみてはいかがでしょうか？

滝の上公園の紅葉の見頃は１０月上旬〜１０月中旬

住所：北海道夕張市滝ノ上

【車】札幌市中心部から車で1時間15分程

【JR】ＪＲ「滝ノ上駅」から徒歩5分

お問い合わせ：夕張市建設課（TEL:0123-52-3159

 

２．道南の紅葉おすすめスポット

２．１．七飯町　大沼国定公園

大沼国定公園は駒ヶ岳の裾野に広がる亀田郡七飯町・芽部郡鹿部町・森町の３町をまたにかける国定公園です。公園内にある駒ケ岳と３つの湖とその周辺はラムサール条約湿地に登録されています。「千の風になって」が作られた地としても知られていますよ。

大沼国定公園には大小合わせて１２６の小島があり、小島を結ぶ１８個の橋と散策路があります。北海道の自然を満喫しながら紅葉を堪能することが出来る散歩が出来ます。また近くには「流山温泉」があるので散歩で疲れた体を癒やすことも出来ます。

遊覧船でゆったりと見る紅葉、川下りをしながら見る紅葉など大沼国定公園では様々な楽しみ方があって、それぞれ見える違った景色を楽しむことが出来ますよ！

大沼国定公園の紅葉の見頃は１０月下旬〜１１月初旬

住所：北海道亀田郡七飯町大沼町

【車】道央自動車道大沼公園ICから国道5号を経由し、道道43号を大沼公園駅方面へ車で7km。

【バス】函館バス「大沼公園経由鹿部行き」で函館駅前から大沼公園まで約60分

【JR】函館駅からJR大沼公園駅まで特急「北斗」「スーパー北斗」で約20分、普通列車で約50分

【駐車場】有料：４００円

２．２．八雲町　雲石峡

八雲町」と「熊石町」を境える雲石峠を少し下ったところにある雲石峡は「道南八景」の１つに数えられる美しい渓谷と鮮やかに色づいた紅葉を楽しむことが出来るおすすめスポットです。

雲石峠はドライブコースとしても親しまれており、雲石スカイラインからは赤岳、雄鉾岳といった美しい景色を堪能出来ます。

峠、八雲町側にトイレ、駐車場があるのでそこでゆったり眺めるのも良いですよ。

雲石峡の紅葉の見頃は９月下旬〜１０月中旬

住所：北海道二海郡八雲町熊石大谷町（雲石トンネル周辺一帯）
【車】JR八雲駅から約40分。道央自動車道八雲ICから国道277号経由で約30分

２．３．函館市　恵山道立自然公園

函館市街地と大沼国定公園との間に位置する恵山道立自然公園は１９６１年に道立の自然公園に指定された美しい景色が楽しめる風光明媚な公園です。

春のつつじ、夏の高山植物、秋の紅葉と様相を変えながら一年を通して美しい姿を見せてくれます。山頂からは羊蹄山や津軽海峡を眺めることが出来ます。

湖と紅葉、川と紅葉も趣深いですが山頂から見る海と紅葉という組み合わせもまた壮大でキレイですよ。火口原駐車場、登山道路展望台、恵山つつじ公園などで紅葉を楽しむことが出来ます。

恵山道立自然公園の紅葉の見頃は１０月中旬〜１０月下旬

住所：北海道函館市恵山岬町
【車】函館駅から国道278号(海岸沿い)を東へ約1時間

【JR】JR函館本線函館駅から函館バスで1時間30分、恵山登山口下車、徒歩15分

３．道東の紅葉おすすめスポット

３．１．足寄町・阿寒町　オンネトー

足寄郡足寄町という住所ではありますが観光地として有名な「阿寒湖」周辺にある秘境湖、「オンネトー」。オンネトーは時間や季節によって湖水の色が変わる「五色沼」とも呼ばれている神秘の湖です。

原生林に囲まれた神秘的な雰囲気の湖面に鮮やかに色付いた紅葉が鏡のように映しださせる様子は美しいとか表現出来ません。

オンネトーを見守るかのように佇む雌阿寒岳の初雪と赤や黄色の紅葉のコントラストは必見です。

登山が趣味の方は雌阿寒岳山頂から眺める景色も絶景です。

オンネトーの紅葉の見頃は１０月上旬

住所：北海道足寄郡足寄町茂足寄
【車】道東自動車道足寄ICから約50分

釧路から車で１時間４５分

釧路空港から車で１時間１５分

【バス】JR釧路駅からバス約2時間、阿寒湖バスターミナル下車、車約20分

３．２．弟子屈町　屈斜路湖畔

川湯温泉や摩周湖近くに位置する「屈斜路湖」です。屈斜路湖はカルデラ湖としては日本最大級の大きさを誇る壮大な湖です。

屈斜路湖湖畔には「砂湯」と呼ばれる砂を掘るだけで温泉が出てくるという人気の観光スポットがあります。その砂湯周辺をドライブすると紅葉のトンネルと呼ばれる幻想的な景色が広がっています。

また屈斜路湖はルアーフィッシングやフライフィッシングが盛んで、北海道外の人にとって憧れのフィールドの一つに数えられます。釣りが好きな方にとっては秋は最高に良い時期ですので美しい紅葉に囲まれたこれ以上ない環境で釣りを楽しむことが出来そうです。

屈斜路湖は川湯温泉が近いので、紅葉狩りのあとは川湯温泉や硫黄山などの観光もオススメです。

屈斜路湖畔の紅葉の見頃は１０月下旬〜１１月上旬

住所：北海道川上郡弟子屈町 屈斜路湖

【車】

女満別空港から50km（約1時間）
釧路空港から95km（約1時間45分）
中標津空港から70km（約1時間20分）

【駐車場】有料

 

３．３．知床

２００５年に世界遺産に登録された北海道が誇るべき観光地知床です。知床は知床五湖や知床峠など紅葉スポットがたくさんあります。

知床五湖は「神様が大地に指をついた」かのように点在している湖で知床連山や原始的な原生林を湖面に映しながら佇む湖で紅葉時期は彩り美しい紅葉を湖面に映し出すおすすめ紅葉スポットです。

知床峠は斜里町と羅臼町を結ぶ知床横断道路開通にともなって出来た峠で遠くに羅臼岳、眼下にはオホーツク海を見ることができ、天気が良ければ北方領土国後島を眺めることが出来ます。知床峠から見た羅臼岳の紅葉もまたおすすめです。

世界遺産の雄大な自然と美しい紅葉を是非一度堪能してみてください。

知床の紅葉の見頃は１０月上旬〜１０月下旬

住所：北海道斜里郡斜里町字ウトロ

【車】

女満別空港から98km（約2時間15分）
釧路空港から180km（約3時間30分）
中標津空港から70km（約1時間20分）

その他詳細はこちら

４．道北の紅葉おすすめスポット

４．１．旭川市　神居古潭（カムイコタン）

アイヌ語で「神のいるところ」 という意味で昔からアイヌの人日にとって聖地とされてきた神聖な場所です。神の済む場所にふさわしい美しい景観は旭川八景の一つに数えられています。

長い年月をかけて石狩川の急峻な流れで出来た奇岩など美しい地層を見ることが出来ます。神居古潭竪穴住居遺跡には９世紀〜１２世紀頃のアイヌの人々の家の跡地があり大昔、アイヌの人々がこの地でどのような生活を営んでいたのか、想像するだけでロマンを感じる神居古潭が醸し出す雰囲気と、美しい紅葉が見どころです。

また神居古潭はパワースポットとしても人気で「心身を癒すヒーリングパワースポット」だそうです。パワースポット巡りをしている方は是非訪れたい地ですね。

神居古潭の紅葉の見頃は１０月上旬〜１０月中旬

住所：北海道斜里郡斜里町字ウトロ

 

【車】道央自動車道旭川鷹栖ICから国道12号を深川方面へ車で15km。

【バス】１条通７丁目からバスで30分バス停「神居古潭」下車　徒歩５分

 

４．２．上川町　大雪山国立公園

日本最も紅葉が早いといわれる大雪山。広葉樹の赤や黄色と針葉樹の緑など何色もの色が重なりあう様子はまるで錦絵のように美しい北海道内でも有数の紅葉スポットです。

大雪山はいくつかの山の集合体なので、紅葉スポットがいくつか点在しています。「旭岳」・「赤岳」・「黒岳」　の３つがオススメです。

旭岳は大雪山の中でも最も人気のある紅葉スポットでロープーウェイや温泉宿、トレッキングコースがありしっかりと整備され初めての人でも安心して行くことが出来ます。

一方、赤岳は登山専用です。専用の装備をして行かなければならないので観光ついでに気軽に行くことが出来ません。山頂まではおよそ３時間程度掛かります。

黒岳は７合目までロープーウェイで行くことが出来ますが、７合目〜山頂は登山専用です。

大雪山は紅葉が日本一早いと言われるように寒いため、紅葉を見に行くだけだからと油断せず温かい格好をしていきましょう。

大雪山の紅葉の見頃は９月中旬〜９月下旬

住所：北海道上川郡上川町層雲峡 大雪山

 

大雪山は目的地によってアクセスが異なります。下記のリンク先を参照してください。

旭岳はこちら

黒岳はこちら

 

 まとめ

北海道の紅葉は道外とは一味違う紅葉が楽しむことが出来るんです。北海道は針葉樹と広葉樹が混ざった針広混交林帯のため赤・黄・緑のコントラストを楽しむことが出来るという特徴があります。

また紅葉時期は食欲の秋と呼ばれるように食べ物も美味しい季節です。紅葉狩りで目と耳を癒やしたあとは美味しい料理で鼻と口も喜ばせてあげてくださいね。

今日ご紹介した紅葉スポットは温泉街から近いスポットも多いので是非、肌寒くなった北海道の露天風呂も合わせて体験してみてください。場所によっては露天風呂からも美しい紅葉を見ることが出来るかもしれませんよ！